スペイン料理のひとつパエリアはピラフのように生米から調理を始める。名前の由来は調理に使われるフライパンの呼び名からきていると言われるが、灼熱の炎で炒められた食材を目の当たりにするとそれもうなずける。
味わいは塩加減を少々強めにしているため、舌に伝わる感じはチャーハンよりも鋭角。具はエビ、ムール貝、アサリ、ホタテなどがドッサリと入り、ご飯物の中では具が主役的な部類に入る。
また、パラリと炒められた飯粒は若干の硬さがあるが、焦がされた部位は“おこげ”を彷彿とさせる香ばしさで、この料理のキモといえる。
まあ、過剰な期待感は持たずに、ちょっと贅沢なピラフとして食してみた方が結果は良いだろう。
次はスープ料理。世界三大スープといえばロシアのボルシチ、タイのトムヤムクン(中国のフカヒレスープとも)、そしてフランスのブイヤベースが思い出される。これまで、ボルシチ、トムヤム、フカヒレと食したことはあったがブイヤは未食だったため、今回、満を持して頼んでみた。
味わいはアッサリと仄かな酸味が感じられ、スイスイといくらでもやれる仕上がり。具もタイ、エビ、アサリ、ムール貝、ホタテとパエリアとは左程変わらないが、こちらはジンワリと味が広がってくる感じで、白身のタイはこのスープにことのほか合う。
でっ、特筆すべきはその風味。ドッシリと魚介の太いコクが口中に広がり、まるで海を飲み込んでいるような感覚。
ボルシチは旨味が強くシチューっぽい感じがするが、このブイヤベースのサラリとしたスープは魚介の旨味をゴッテリ煮出した“鍋物”だ。
さあ、アナタもKOYAMA自慢の一品、ブイヤベースという名の“洋風海鮮鍋”をぜひ一度お試しあれ。
撮影場所 大分県佐伯市 欧風料理・KOYAMA





















