牛や豚の旨味はギリっとした食感と脂の旨味が重なり合い重厚な味わいを醸し出す。しかし、今回ご紹介するのはそれじゃない。上品でいてコクのある旨味を持つ鶏を使った一品、地鶏のチーズ焼き。
地鶏特有のシッカリした食感に、不純物ゼロの身肉の旨味が食を進ませる。味わいはドッカリと覆いかぶさったトロ~リチーズに酸味を持ったトマトソースが絶妙に絡み合い、マッタリした中にも酸味のキレが輪郭を際立たせていることが伺える。
また、クリームソースは若干のマイルドさを持たせるためでもあるが春へ向けた雪融けを思わせ見た目にも華を添える。中心にかました大葉も青々しい風味を漂わせ、隠し味として威力を発揮しているところも見逃せない。
でっ、ここまでのご説明で仕舞いのように思われたアナタ…鶏の醍醐味を忘れてはいけない。最期まで引っ張ったこの料理のキモは皮だ。ペキペキに焼き上げられた皮の食感は歯に心地良く、香ばしさも手伝って食にリズムを生む。さあ、アナタもこの地鶏のチーズ焼きを食して、軽快なステップ(舌鼓)を刻んでみてはどうだろう。ちなみに記者はメタボだが、こちらのステップならかなり達者だ。
撮影場所 大分県佐伯市 無国籍料理・カナール































