
ここのラーメンは“ジャンク”と比喩されることが多い。記者もファーストコンタクト時にその塩辛さに思わず顔をしかめてしまった程で、そのように思ってしまうのも間違いではない。
ただ、ことラーメンに関しては一度や二度の訪麺で断を下してはならないということ……今回はそれを教訓として与えてくれたラーメン香蘭をご紹介しよう。
香蘭と言えば独特の雰囲気や店主について語られることも少なくないのだが、オシャレな空間や気の利いた接客を求めちゃいけない。田舎の常連客のみを相手に息づいた店というのは不器用が普通。客に対して怒鳴りつけるような痛さはないから緊張せずに入れば良い。
ということで早速ラーメンの実力。供された瞬間、市外から来られた方が“ここは佐伯”ということを認識するには充分すぎるほどの獣入りニンニク臭。食さずともパフュームを振り掛けたごとく纏ってしまうから注意が必要だ。
麺も佐伯では基本の中太緩(ユル)で口当たりに覚えはあるものの、一緒に連れてくるモノがまるで違い太い味わいになっている。一見、油そばっぽさは感じるものの、このズビズバ度はやはりラーメン。醤油ダレが効いたチャーシューも負けじと脇を固める。
でっ、特筆すべきはスープ。超濃厚トンコツと鋭角な塩味が一口ひとくちに襲ってきて殺傷力は佐伯一。ギト・ドッシリした粘度も手伝って凶悪さは相当なものだ。前回食したときはそれに殺られたが今回のスープは旨さの向こう側に塩分が仕込まれた感じで塩っぱさを愉しむことができた。
ラーメンに関しては一度や二度の訪麺で断を下してはならない……アナタにもこの佐伯一、殺傷力のあるラーメン“DEATH NOODLE”の良さが分かる日が来る…そんな気がする。
撮影場所 ラーメン香蘭
大分県佐伯市鶴岡町3丁目11-57
電話0972-23-7393
営業 12:00~14:30
18:00~20:00
定休 不定休















