2010年9月3日

Archive for the ‘吾八’ Category

酒にキスかます

Posted by 記者Y On 5月 - 24 - 2010

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“呑兵衛にとって、この時季の魚は一年で一番面白くない”とやった前回の続き。面白くないと言ったって旨いモノがない訳じゃない。ここでオヤジがこれを試せと出してくれたのがカマス……それも刺しだ。カマス刺しはこれまでに何度か食したことがあるが何となく捉えどころのない味わいで、おしながきに名を連ねていることは知っていたがスルー。“試せ”と出されたときも“今更”という思いが脳裏をよぎった、のだが……






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ネットリ、シットリの身肉の滑らかさもさることながら、この雑味のない甘さはどうだ?これがあのカマス??マダイの腹身に勝るとも劣らない味わい。オヤジ曰く“旬のカマスは時季を外したマダイやヒラメより遥かに上”なのだとか。名前や薄っぺらい知識だけで判断してはならないことを改めて諭された。この時季のカマスは見逃すな。






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次はキスの天ぷら。同行したノミダチによるとキスも今から良くなるとのことだったが、外ザク、中フワの食感のそのすぐ後に乾いた風味と淡白な身肉の旨さがどこまでも続く。これはビール、日本酒どちらでもハマルこと請け合い。この白身もぜひ一度、腹に入れてもらいたい。






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でっ、ここからは男と男の会話……受け売りのウンチクや独りよがりの講釈など要らぬ、焼酎と少しのアテさえあれば良い。






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ということで酒にアテたのは吾八名物のアジのなめろうに……






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ホタルイカの沖漬け。どちらも漁師料理だが今や酒肴の代表格で焼酎5合などソッコーでスッカラカン……ってか“呑兵衛にとって、この時季の魚は一年で一番面白くない”などと言ったヤツは誰だ?探せば、学べば、そして語れば愉しみなんていくらでもあるじゃないか。(おわり)



撮影場所 大分県佐伯市 肴屋・吾八

取材日 平成22年5月

対焼酎用コロッケ

Posted by 記者Y On 3月 - 18 - 2010

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コロッケって“酒のアテ”というより“おやつ”や“おかず”っぽいイメージがあるが、ビールにアテると中々に爽快でゴキュゴキュとジョッキが空いていく。ただね、ご存知のとおり記者は焼酎呑み。ビールだって、日本酒だって、ワインだってキュビ・ゴキュやるが、やっぱり肝臓は焼酎風味に仕上がっていると思う。





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でっ、そんな焼酎好きの方に朗報な対焼酎用コロッケが肴屋・吾八にあった。イワシ姿コロッケ。ニンジン、タマネギ、そして挽肉の代わりに炒めたベーコンをマッシュポテトと合わせ、それを“イワシまんま”で包みまくったエビフライっぽいフォルムなコロッケ。


味わいは衣のザクっのあとにジャガの甘さとソース(マヨネーズ&ウスターっぽい)の甘酸っぱさが広がり、最後にイワシのコクが追いかけてくる……感じ。





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このコクが嫌だからとイワシの代わりにカマスを指名してくる方も居るようだが、それじゃ上品すぎてつまらない。このコロッケはあくまでも酒のアテと捉え、そちらの風味を愉しむことをオススメ。ぜひ一度、クセ(というかコク)ある対焼酎用コロッケをお試しあれ。



撮影場所 肴屋・吾八

取材日 平成22年3月

0972-22-9200

大分県佐伯市城東町

(うまいもん通り)

営業 17:30~23:00(LO22:00)

定休 日曜日

真実のブリ

Posted by 記者Y On 3月 - 17 - 2010

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政権がだらしないと国際問題にも影響を及ぼす。日米安保、トヨタ、クジラ、イルカ、そして今度はマグロが標的に。宇宙の真理などで誤魔化さず早急に国を守る態勢をとってもらいたい。っと、政治の話は酒ブラでつぶやいているのでそちらをどうぞ。


そのマグロで生計を立てている方々からするとかなりキツイ言い回しだが、今よりマグロが手に入らなくなっても日本人として心配する必要はない。マグロがダメならブリやカツオが居る。こう言うとブリやカツオがマグロの代わりになるように聞こえてくるかもしれないが、実は代わりは充分に務まる。





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ご存知のとおりブリは出世魚。ワカシ、イナダ、ワラサ、ブリと成長していくのだが、普段、ブリとして売られているものはほとんどがイナダやワラサといった小型のもので、果実に例えると熟れていない桃をかじるようなもの。


重さでいえば、そう、8キロ超え(このブリ刺しは10キロ物)……そこからが真実のブリ。ここまで成長してくるとコクの太さがまるで違うし、作られたような甘さは皆無。身肉もシットリで単に張りを持っただけの細胞とは一線を画する。





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また、マグロに大トロがあるようにブリにはブリトロと呼ばれる腹身の部位がある。味わいは大トロに勝るとも劣らず甘味とコクがジュンジュンと滲み出る。ユッタリ、ジックリとトロけていく様もむしろ長所で、一瞬で消え去られる切なさはない。





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マグロが入らなくなっても困ることはない……これは決してマグロを軽んじている訳ではなく、だらしない政権に頼らずとも食す側が本質さえ見逃さなければ“魚天国”はまだまだ続くという気概。慌てずジックリと盃を傾けたい。



撮影場所 肴屋・吾八

取材日 平成22年3月

0972-22-9200

大分県佐伯市城東町

(うまいもん通り)

営業 17:30~23:00(LO22:00)

定休 日曜日