イタリアはミラノの代表的料理、オーソブッコ。オーソブッコとは子牛の骨付きスネ肉を蒸し煮したもので通常は骨髄…つまりコラーゲンまで楽しめる一品だ。ここのは骨は外されていたのだが(BSE問題が影響していると考えられる)、柔らかく煮込まれたスネ肉は絶品だった。
まずスープだが、記者が“洋食の煮込み”といったら一番に思い浮かぶのがロシア料理のボルシチ。酸味の効いたコクある味わいは多くの人々に愛されている。このオーソブッコはそこから酸っぱさだけを取り除いたような感じだと思ってもらって構わない。跡形もなく煮込まれた野菜、特にタマネギの甘さが際立つ癒し味。
でっ、その優しい味わいを纏ったスネ肉もホロホロでベリウマ。スープに溶け込んだ旨みを全部吸い込んだ仕上がりは噛み締めるたびにジンワリと味蕾(みらい)を刺激する。肉質もミルクフェッド…つまりミルク以外は口にしたことのないヴィール(子牛はビーフとは呼ばない)を使用しているため臭みなど皆無でとてもピュア。
また、硬めに茹でられたダイス状のジャガイモもサクリとした食感で良いアクセントを生んでいる。おそらく“ホクっ”まで茹でてしまうとモッサリしたイメージになってしまうことは否めず、これはこれでなければならない。
さて、今回ご紹介した煮込み料理オーソブッコ…実は記者が一番気に入ったのは一緒に供されたバケット。カリっと焼き上げられた香ばしさに仄甘いスープが絶妙に絡まる。ランチじゃなければワインを頼んでしまうことはまず間違いない。
撮影場所 大分県佐伯市 PIZZA・SAVOY



















