イタリア料理のリゾットは今や日本人にとって“洋風おじや”という認識ではなく、そのまんま“リゾット”と捉えられるようになってきている。しかし、いつだったか“イタリアのリゾットはこんなにベチャベチャしていない”とコメントを頂いたことがあり、和風ナイズドされたモノをリアルなモノとして認識してしまっている可能性がある。
ただね、良いじゃないか……“これ”がリゾットで。日本人が食す料理、“イタリア”にこだわる必要がどこにあるというのか。今回はそんな酔っ払いオジサンの気概が聞こえてきそうなKotobukiの武器、タチウオのリゾットをご紹介しよう。
洋食屋で嬉しいのはライスがあること。ステーキにパンじゃ口内調味できないし、腹に溜まったときの満腹感というか何とない安堵感に浸れない。そういう意味で武器としてリゾットがあるのは正解だ。
味わいはチーズのコクが全体の太さを演出している。太いといっても決してしつこくなく丁度良い塩加減で、香ばしく焼かれたタチウオの乾いた風味と仄かな旨味を殺していない。隠し味程度に刻まれたトマトの酸味が若干のアクセントを生み弾みをつける。
さあ、アナタも騙されたと思ってこのタチウオのリゾをデザートに当てられてみてはいかがだろう。何とな~い安堵感に浸れることは記者が請合おう。(おわり)
撮影場所 Kotobuki
取材日 平成22年2月19日
0972-23-0738
大分県佐伯市向島1丁目
営業 18:00~24:00(OS未確認)
定休 不定休












