日本人が肉をアッサリと食すために編み出した食べ方“しゃぶしゃぶ”。薄~くスライスされた肉をクツクツと沸騰する地獄釜にくぐらせてやるアレだが、釜に浸かる時間を間違えると大変なことになる。
よくテレビ番組で「しゃぶ、しゃぶ、しゃぶ、しゃぶ」などと嬉しそうな顔をして、女将と会話しながらやっているが、もう遅い。状態としては薄っすらピンクに色づく程度、「しゃぶしゃぶ」とだけ言ったら即座に引き上げ熱が伝わりきらない内に食す。バサバサではなくムニュっとした舌触りがとても上品で、にじみ出てくる旨味を舌で捉える感覚も愉しめる。
また、ここでは豚も“しゃぶる”ことが出来るのだが、こちらはちゃ~んと熱を通して欲しい。ピーチからオフホワイトの色合いになったところをポン酢に浸しバックリ…こちらは旨味が強く、牛しゃぶよりもコクは上だ。
さて、こういう生でもやれる牛しゃぶ肉があるときは女将に是非とも頼んでもらいたい一品がある。“卵黄と刻みネギをまとわせる”と言ったらアレしかない。そう、ユッケだ。卵黄のマッタリした旨味とネギの辛味…そこにショウガ醤油のコクが絡まりあい、生肉の味わいに深みを与える。
焼肉園たじか…佐伯の不夜城・新町通りにドッシリと佇む名物店。焼肉や鉄板焼きのみならず色々と堪能させてくれるが、記者が次に狙っているのは、いつ入荷してくるか分からない幻のタンステーキ。女将、よろしく。
撮影場所 大分県佐伯市 焼肉園・たじか

















