2010年9月3日

Archive for the ‘炙樂’ Category

焼肉屋で居酒屋ふうに

Posted by 記者Y On 10月 - 1 - 2009

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黒毛和牛の代表格、佐賀牛ふんだんに使った焼肉処・炙樂(しゃらく)。今回は酒肴にピシャリなヤツらをご紹介しよう。








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まずはレバ刺しセンマイ刺し。レバーは鮮度が命で日が経つとワイン色からドス黒に変色。味わいも甘味が損なわれるだけではなくクセを感じる上、食感もザシザシ感がなくなりくたびれたペラペラ状態に…。こうなってしまうと、いくらレバ好きでもムニュムニュと作業っぽく食さざるを得なく、残念ながらこの日のレバーは臭みこそないにせよ甘味やザシザシとした小気味良い食感は得られなかった。








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センマイは中々に良く、シャッキリとした歯ざわりを愉しむことができた。炙樂ではオレンジ色のタレと共に供されたがセンマイはポン酢と決めている。色々言って申し訳ないが切っつける幅をもう少し太くすると旨味が増すと思うのだがどうだろう。








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次はホルモン。“ホルモン”と書かれていたがシマ腸(大腸)は見当たらずプッカリと浮かんでいたのは丸腸(小腸)ばかり。専門店であれば別々に分けて表示して欲しい。味わいも甘さが足りず、こちらの方も納得できなかったから、レバ刺しも含め再来時に確かめてみたい。








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次はミノ。ご存知の方も多いと思うが牛には胃袋が4つある。ミノ、ハチノス、センマイ、ギアラと続くのだが正確に言うとギアラを除く三つは食道に当たるらしい。このミノの特徴は何と言ってもその食感…コキュっとした歯応えは酒の他にはあまり口にすることのない呑兵衛にとって唯一マイペースを刻ませるアイテムと言って良い。









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ただ、次のテールのトロトロ煮はとにかくマズイ。“マズイ”と聞いて“ダメか”と思った方がほとんどだと思うが記者が言っている“マズイ”は決して味わいのことではない。









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フルンとした口当たりとシッカリと染み込んだ濃い目のタレが合わさった様は焼酎を過剰に進ませ、せっかくミノで作ったマイペースもオジャン…すみませ~ん、焼酎もう一本!








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でっ、記者イチオシの酒肴肉料理がタンユッケ。タンモトを細切りにして石垣状の器を作り甘辛ダレと卵黄を閉じ込めたフォルムは見た目から楽しい。








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味わいもタンの甘さ、タレのコク、卵黄のまろやかさが重なり合いベリーベリウマ。記者は通常、肉を生で食さないのであるが、タンモトともなれば話は別…騙されたと思ってぜひ一度お試しあれ。








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最後は〆の一品、韓国冷麺。“冷麺”と注文すれば“冷やし中華”が出てくる佐伯市で“ふつうの冷麺”があるのは嬉しい。








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グイングインの麺を啜りまくって噛み締めまくる…跳ね返す弾力の面白さに思わず顔も微笑みまくり。もちろん、酸っぱアッサリな味付けゆえ、食し終わったころには最初からやり直したい気分でイッパイになっていることは言うまでもない。


さて、佐賀牛を惜しみなく使った焼肉処・炙樂。記者的にはレバーや丸腸などのホルモン系に若干の弱さを感じたが、この他にも色々なアイテム(霧島黒豚や宮崎地頭鶏など)が控えているようで…またもや酔っ払い料理記者のメタボ促進を手伝ってくれる店がひとつ増えたことだけは間違いなさそうだ。(おわり)




撮影場所 大分県佐伯市 焼肉処・炙樂

憎らしいほど肉らしい

Posted by 記者Y On 8月 - 23 - 2009

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“食べ歩き道”というのは常に食いしん坊アンテナを張り “旨し”というシグナルを傍受することにのみ耳を澄ませていなければならない、そう熟知していたつもりだったのだが…魚処の佐伯に超本格的な焼肉屋がいつの間にか息づいていた。今回は“黒毛和牛の代表格”を名乗って久しい佐賀牛をふんだんに使った焼肉処・炙樂(しゃらく)をご紹介しよう。

良い焼肉屋とは全ての肉が瑞々しく艶を持ち基本的に生で食せること…これはホルモンにおいても外せない最低限の掟だと記者は思う。ただ、ここで騙されてはいけないポイントがいくつかある。焼肉屋で良く見かける“和牛” “国産牛” “A5”などのワードである。




 

 

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和牛とは黒毛和牛だけに限らず短角、無角、褐毛のすべての総称で、黒毛和牛である佐賀牛もBMSによっては佐賀産和牛とランク落ちに用いられたりもする。


国産牛は輸入牛を一定期間日本で飼育すれば“国産”と名乗られてしまうマジックのような仕組みに唖然とするのみ。肉質等級のA5もA5-8から12まであり、A5と表示されているからと言って決して“最高級”を表している訳ではない。


でっ、そのようなポイントを頭に入れながら肉を吟味していったのだが、炙樂の肉はその素性を偽らず、実力の方も間違いのないステータスを誇っていた。






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まずは佐賀産和牛マクミサガリから。どちらも横隔膜だがマクミは背中側、サガリは肋骨側にある部位を指す。今回頂いたマクミはピンクの下地に霜降る仕上がりで、カルビやロースと似通った脂の甘さはマクミの中でも良い部位にめぐり逢えたと言える。






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だが、次のゴットリとした赤身肉のコクが引き立つサガリを食べてしまうと、呑兵衛としては軍配は後者にサガリ…ではなくアガル。まあ、好みにもよるから、この二品は是非とも食べ比べしてもらいたい。






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次はカルビ。カルビは炙樂で言うところの“最上”で佐賀牛のA5。この霜降り具合はBMS10~12のどこかに位置しているはずで、日本中どこに出しても恥ずかしくなく、それを食すことのできる“佐伯んし”は一度は口にしてみるべし。






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食感はトロっとした柔らかさで消滅する速度はお約束どおり。この切なさだけはどうしようもないが肉本来の旨味と正面から向き合うため、潔く塩のみで食したことは言うまでもない。






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最後は佐賀産和牛トロタン。コイツは良い。このトロタンは“タンモト”と呼ばれる根っこの部位でゴリっとした粗悪なヤツとは一線を画する柔らかさ。





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ハニっとした食感は上質であることを誇示してくるが、食す側は受け入れるしかない絶品…。もちろん、滲み出る甘さも充分だ。


この他にも酒肴的、〆ラー的なアイテムをしこたま食したが、かな~り長くなりそうなので、いつもの如く勿体ぶって続きは次回の講釈で。(つづく)




撮影場所 大分県佐伯市 焼肉処・炙樂